ADR中級編(3)
ヒント集
12月23日に中級編3日目を受講しました。特定した課題から選択肢を、ブレインストーミングの手法を使って、創造するというロールプレイから始まりました。調停人役は、それぞれの当事者役から、できるかぎりの選択肢を出してもらうのです。やってみて、課題が抽象的だと、選択肢が出しにくかったり、当事者でないと、具体的な改善策の実効性がわからないことなどを学びました。そんなときは、前に戻って、再度、課題の特定をし直したりしなければならなりません。やはり、調停人の力量がはっきりとわかるのは、課題の特定と選択肢の創造の場面だと実感したロールプレイでした。
「時間がないから帰るという当事者の場合、調停人はどうするか?」「突然、当事者でなく代理人が出てきたら、調停人はどうするか?」「偶然、調停人と当事者が知り合いだった場合、どうするか?」「一方的に偏った合意がされそうな場合、調停人はどうするか?」などの事例を、DVDで見てから、グループ討議をしました。それぞれでの状況が異なりますから、唯一の答えはありませんが、そんな事例を検討したことにとても意味がありました。いずれにしても、調停人は、当事者に信頼されるように中立公平でなければなりません。
ぶっつけ本番で合意書の作成をしました。ADRでの合意書には、執行力はありませんが、行政書士が作成するのですから、裁判の証拠に使われても恥ずかしくない内容でなければなりません。大まかな書式は、イメージできましたが、言葉の使い方などにもっと工夫が必要なことに気づきました。合意書を書くときは、調停も成功ということですから、最後の仕上げということになります。
最後に、中級編を総括して、調停のヒント集が配られました。「調停に備える」から「法律家との連携」まで、85ヶ条のヒントが書いてあります。講師から「これからは、自分で努力して、ヒントの数を100にして欲しい」という応援メッセージがありました。民間ADRは、これからどのように進むかわかりませんが、2,000年以上の歴史のある裁判制度と比べられることになるのは間違いありません。行政書士ならではの調停ができるように、さらにトレーニングを積んで、必ず100ヶ条にすることを心で誓いました。そのときこそ、調停の場に臨めるような気がしたからです。実践的な中級編を受講して、「今年の目標の一つのけじめ」がつきました。
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